ISBN:4797325399 単行本 宇梶 剛士 ソフトバンクパブリッシング ¥1,500

私の中の2大『神』の一人(笑)宇梶さんが去年10月末に出版した自伝本です。本の出版に関しては私はよく知りませんが、既に8刷まで増刷されてるそうで、かなり読んだ人も多いのでしょう。

宇梶さんのHPが出来たのは私がファンを自覚してから2年弱の頃で、宇梶さんが元暴走族だったという事は知ってましたが『不良少年として行く所まで行った人』だというのを知りませんでした。
出来て2週間経ったばかりのHPの中に人となりという自己紹介の場所があり、そこを見た時に数年前鉄腕DASH!で『24時間各駅停車でどこまで行けるか!?』というネタに挑み、その旅の車中でどっかのおばちゃんにミカンをもらった時に言っていた「ふれあい日記につけとかなきゃね。」という、そのふれあい日記が何だったのかを知り、当時家にパソが無く仕事帰りに通っていたネットカフェで硬直したものです。この本にもそのふれあい日記の事が触れられています。

少年院の中でつける事を義務付けられていた6種類の日記の中の一つ…。

この本が出来るきっかけを作ったのは、ソフトバングパブリッシングから出ている「ビジスタ」という雑誌の編集者さんが宇梶さんの過去と現在のギャップに驚き、『行く所まで行った札付の不良』が『味のある俳優』として活躍するまでの、その間に興味を持ったから、だそうです。
一般人である私も、実は同じ事を考えていて、この本が出るとわかった時から本を手に入れるまで、ひたすらドキドキしながら過ごしていました。

最近バラエティも沢山出ていて、その度にやはり私より一世代上の人達なら全国レベルで知られていた暴走族・ブラックエンペラーの総長だった事には触れられるのが常の様ですが、この本にはその前後の事も沢山書かれていて、どうして中1で家を飛び出してその後家に戻ること無く過ごしたのか、どうしてプロ野球の夢を奪われたのか、何がきっかけで生まれ変わるんだと思ったのか…私は特にこの『生まれ変わるんだ』と思ったお話では泣けてきてしまい、通勤電車の中で読む時周囲をごまかすのに必死になってました(笑)。

断言しますがこれは『芸能人のヤンチャ自慢』本ではありません。ヤンチャじゃないです、当時やっていた数々の暴力沙汰はあきらかに犯罪だったんですから(おい)そんなの40歳を過ぎて自慢するような大人はダメ人間ですわぁ(笑)。自分が受身側として経験した事、逆に自分がやってきた事(前向きな事もその逆も)が淡々とリアルに書かれています。

私は読み終わった後、この本は宇梶さんの半生の話だから、この本の『続き』であるこれからの宇梶さんの生き方・考え方・そして仕事が楽しみだなぁ。などと一般人ながら思ってしまいました。

そんな私の今の楽しみは来月の舞台『GOOD』。バラエティでも確かにいい味出しているのですごい面白いし、この本が出た時の新宿のサイン会で間近で少し言葉が交わせたりしたけど、やっぱり生で芝居してるの観たい!来年には久々にdamim(自身が主宰の劇団というのか演劇ユニットというのか)公演もあるそうだし。その時の自分の歳を考えると寒いけど、何とか今年は厄年を乗り越え、生きてdamim公演観に行くぞ☆(←歳がバレるって)

それでは見よう見まねでタグを使った第一弾、これにて。

それではまた☆

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